きっかけは青山企業の「ご近所づきあい」 女性がゆるやかに交流する

都心に勤務していると同じビル、近隣の地域に働いていても他社の社員と知り合う機会は少ない。青山に勤める女性たちは、近隣で働く人々とゆるやかに交流する会「A-Cross」を運営している。

青山の企業で働く女性が集まった「A-Cross」。アイデア発散型交流イベント「ワールドカフェ」などイベントを開催し、交流の場をつくっている

A-Cross(エイ・クロス)は、日本オラクルや伊藤忠商事など、青山にオフィスを構える企業の女性が集まって生まれた交流組織。2015年1月に発足して、数か月に1度のペースで活動を続けて、のべ17社が参加している。

青山企業の「ご近所づきあい」

が発端A-Crossの立ち上げの中心となったのは、伊藤忠商事で人材開発を担当していた井上美緒氏、日本オラクルで社会貢献活動、女性活躍推進チームのサポートをしていた川向緑氏、博報堂グループの広告会社コスモ・コミュニケーションズ副社長の岡部真弓氏の3人の女性。

井上 美緒 伊藤忠商事 人事・総務部総務室

「伊藤忠商事では、ダイバーシティを担当していましたが、社内だけではロールモデルが限られていますので、社員に社外にも目を向けてほしいと思ったことが交流のきかっけでした」と井上氏。

「ちょうど同じころ、私も日本オラクルでCSRを担当していて、社内でボランティアグループを立ち上げていました。成長の幅を広げるには、他社も巻き込んでいった方がよいと思っていました」と川向氏。

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