2016年1月号
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成熟産業にチャンスあり

ネット+リアルで先頭を走る @コスメの次の一手

吉松 徹郎(アイスタイル代表取締役社長兼CEO)

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化粧品の国内市場規模は約2兆3000億円と、20年間ほぼ横ばい状況にある。この成熟市場で右肩上がりの成長を続ける企業がアイスタイル。1200万人が利用する化粧品口コミサイトに加え、リアル店舗でも売上1位を達成した企業の戦略とは。

@cosme storeでは、ランキングと連動したディスプレイやメーカーの壁を超えたカウンセリングなど顧客目線の店づくりを推進

女性ネット利用率1%時代に化粧品口コミサイトを創業

1999年に誕生した化粧品口コミサイト『@cosme』(アットコスメ)は、現在月間ユニークユーザー数が1200万人を突破し、20-30歳代の女性の3人に1人が閲覧する人気サイトに育った。2007年にはリアル店舗にも進出、化粧品専門店としては単店の売上高でナンバーワンを達成した。2012年には東証一部に上場、近年はグローバル展開も加速している。

常に時代の先を読み、事業を成長させてきたアイスタイル。同社代表取締役の吉松徹郎氏は創業時を振り返る。

「1999年当時、女性のインターネット利用率はわずか1.2%。『ネットを見ている女性は化粧をするの?』と化粧品メーカーから聞かれましたね。そもそも当時は、日本に口コミサイトが存在しませんでしたから、営業には大変苦労しました」

1999年オープン時の@cosme。ネットを使う女性が珍しい時代だった

そんな時代に、なぜ化粧品ビジネスに参入したのだろうか。吉松氏は、年間3000億円という化粧品メーカーの広告宣伝費の高さに注目したという。

残り73%

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