2015年12月号
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2025年問題 超高齢社会の新ビジネス

自動運転カー、地方を再生へ ロボットタクシーが高齢者の足に

谷口 恒(ZMP 代表取締役社長)

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地方で生活する高齢者にとって、車は貴重な移動手段だ。しかし近年、運転に不安を覚えて、免許を返納する高齢者が急増している。こうした中で、自動運転カーは交通弱者を救い、地域に新しい可能性をもたらす。

リアルタイムに歩行者・車両を検出する技術など、ZMPは自動運転に関して高い技術力を持つ

今、地方では、路線バスやローカル線の縮小・廃止が進んでおり、高齢者の足がどんどん奪われている。この状況を一変させる可能性を持つのが、自動運転カーだ。自動運転技術で先行するベンチャー・ZMPは、2015年5月にDeNAと合弁会社「ロボットタクシー」を立ち上げた。ZMP社長・谷口恒氏は、自動運転カーが「地方創生のカギを握る」と語る。

「自動運転のロボットタクシーがあれば、高齢者でも安い料金で好きなところに行けます。病院や介護施設を巡回するルートに、ロボットタクシーを使うことも考えられるでしょう」

谷口社長は、2001年にZMPを設立。当初は、二足歩行の人型ロボットの開発を目指していた。しかし、二足歩行の技術を確立するには、まだまだ多くのブレイクスルーが必要になる。しかも、そのニーズは不透明だ。

「二足歩行は『移動』の価値ではなく、『歩行すること』自体に価値がある段階で、マーケットも存在しません。人型ロボットの時代から、ZMPでは周囲の環境を検知・認識し、判断・制御する技術を研究していました。その技術を、すでに実用化した技術に付加すれば、ユーザーに役立つものができます。そこで自動車に目を付けたのです」

谷口 恒 ZMP 代表取締役社長

自動車メーカーとは競合せず

一概に「自動運転」と言ってもいろいろあり、ドライバーが乗車し、その運転支援を行うシステムから完全無人の自動走行システムまで、いくつのレベルがある。

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