生存者の健康をいかにして守るか

(社)日本環境感染学会(JSIPC)は東日本大震災の発生を受け、行政や公衆衛生システムが平常時の機能を失うほどの「大規模自然災害の被災地」では、どのような問題が発生し、それらにどう対処すべきかを感染制御の視点から考えるために、新たな「手引き」の編纂が企画された。

手引きの主な目的はなにか

「大規模自然災害の被災地における感染制御マネージメントの手引き」の主目的は、大規模自然災害の被災地における災害対策に参加する感染制御チームが、病院感染制御の分野で培われた感染制御チーム(ICT)の専門性を活かし、被災地で活動する際の留意点と果たすべき役割について整理することであった。

いわて感染制御支援チーム会議における、筆者(右)と防衛医大の加來浩器教授(左)

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