オールジャパンで日本を発信

安倍内閣は昨年10月、2020年オリンピック・パラリンピック東京大会推進室を内閣官房に設置。室長には早稲田大学大学院スポーツ科学研究科の平田竹男教授が就任した。平田室長は開催に向けた意気込みを「地方振興の起爆剤に」と語る。

平田竹男 内閣官房2020年オリンピック・パラリンピック東京大会推進室室長

2020年オリンピック・パラリンピック東京大会推進室（内閣オリパラ室）は、2020年オリンピック・パラリンピック東京大会（2020年東京大会）の円滑な準備に資するため、関係府省庁の所管する事務を調整する役割を担うことを目的に設置された。

平田室長は、「2020年東京大会は、スポーツ界、東京都が中心となって進めるが、政府としても内閣オリパラ室が中心となり、後ろから支える役目をしっかりと果たしていきたい」と意気込む。

オールジャパン体制の要

下村博文オリンピック担当相は、「大会開催がオリンピック・パラリンピックの歴史を変えるような価値を持ったものとするために、被災地の復興や成熟国家としての課題を先頭に立って解決するなど、東京だけでなく日本全体が元気になることに、内閣オリパラ室がオールジャパン体制の要となって取り組んでほしい」と訓示した。