経営とは、人間の限界と可能性を知ること

4月26日、事業構想大学院大学で開催されたサロンスピーチに、丹羽宇一郎氏が登壇。

「経営とは何か」、「人間とは何か」という深遠な問いを投げかけ、満席となった聴衆を魅了した。

1912年にノーベル生理学・医学賞を受賞したアレクシス・カレルは、『人間 この未知なるもの』という本を書いています。人間は、期待したとおり合理的に動くものではない。人間が動物である限り、1000年後、2000年後もそれは変わりません。

人間は純朴な心のままで成長するわけではない。成長するにしたがって、意地悪くなったりもする。私の考えでは、善悪の両面が強くなってきます。

企業の経営者は、かなりの給料をもらっている。そうした人たちは、権力に尻尾を振るようになる。偉くなればなるほど、自己保身に走るんです。みなさん、そういうことをしないような顔をされていますが、そうなりますよ。私もそうです。私は著書の印税を全額寄付しました。だけど、寄付する段階で、やめればよかったとものすごく後悔した。人間とは、卑しいものです。だけど、それを批判するばかりではいけない。

経営者は、人間が動物であることを知らなければならない。

なぜ、それが経営者に必要なのか。すべて、人間がつくり出すものだからです。

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