世界農業遺産認定で勢いづく地域の産業

11年、国連食糧農業機関(FAO)から世界農業遺産に認定された「能登の里山里海」。この認定を梃子として地域に様々なプロジェクトが生まれ、活性化の起爆剤になっている。

約330年前から始まったキリコ祭り(あばれ祭り)。高さ7m、40数本の奉燈(キリコ)が大松明の火粉の中を乱舞し、2基の御輿を海や川、火の中に投げ込む

認定された理由は、(1)「はざ干し」や海女漁など自然と調和した伝統的な農林漁法や土地利用(2)里山里海に育まれた多様な生物資源、(3)棚田や黒瓦、白壁の家並みなどの優れた里山景観、(4)揚浜式製塩法など伝統的な技術の継承、(5)長い歴史の中で育まれた農耕にまつわる文化・祭礼、(6)里山里海の利用保全活動など、多岐にわたる。認定を受け県は、関係市町、団体とともに「世界農業遺産活用実行委員会」を設立した。

企業とのコラボに発展 住民の意識も変化

全文をご覧いただくには有料プランへのご登録が必要です。

  • 記事本文残り64%

月刊「事業構想」購読会員登録で
全てご覧いただくことができます。
今すぐ無料トライアルに登録しよう!

初月無料トライアル!

  • 雑誌「月刊事業構想」を送料無料でお届け
  • バックナンバー含む、オリジナル記事9,000本以上が読み放題
  • フォーラム・セミナーなどイベントに優先的にご招待

※無料体験後は自動的に有料購読に移行します。無料期間内に解約しても解約金は発生しません。