香川真司の移籍から見る、日本人選手の欧州移籍事情

サッカーのグローバル化が進み、欧州のクラブはJリーグにも注目するようになった。 日本人選手の欧州移籍が相次ぐが、Jリーグ各クラブの発想の転換次第で損失が鉱脈に変わる。

今夏、日本のサッカーファンを最も沸かせたニュースは、香川真司のマンチェスター・ユナイテッド加入だろう。欧州サッカー界屈指の名門に日本人選手が招かれたことは、歴史的快挙だった。

また香川の移籍絡みでは、「心温まる話」も関心を集めた。ユナイテッドは香川の移籍金としてドルトムントに約15億7000万円を支払ったため、FIFAが定める「連帯貢献金制度(選手が移籍した場合、育成に携わったクラブに移籍金の一部が還元されなければならないとするもの)」により、12歳から16歳まで所属していた「FCみやぎバルセロナ」には、期せずして約2000万円のボーナスが転がり込んだのである。

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