急速にレベルアップするアジア

タイでコーチを務める丸山良明氏、プレイヤーの猿田浩得選手、片野寛理選手、そしてインドリーグでMVP受賞経験のある末岡龍二氏に現地のサッカー事情を聞いた。

丸山良明コーチ バンコク・グラスFC(タイ)アカデミー・コーチ

個々のポテンシャルは非常に高い

丸山氏は選手としてタイへと挑戦の場を移した2009年から現在までを振り返り、日本人がタイサッカーに関わる意義をこう説明する。「当時、クラブ環境やサッカーのレベル、どれを取っても日本とは比べられないほど低かったですね。ただ、個々のポテンシャルは非常に高く、その活かし方がわかっていないという印象でした。今でも感じることですが、タイ人の課題はメンタリティ。我々日本人の特徴であるマインド・メンタリティーの高さや規律、これらを落とし込むことができれば、タイのサッカーは格段にレベルアップするでしょう。また、日本人選手にとっても外国でプレー・生活することによって自分のストロング・ポイントやウィーク・ポイントが客観的に見えてくるし、新しい価値観が生まれる。そういった意味では日本人選手がタイでプレーする意味は大きいと思います。ただ、タイでは常に矛盾が存在するが故に、注意しないと自分自身を見失う危険性があるのも事実です」

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