世界も、ビジネスも「創る」もの

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日本のクリエイティビティをビジネスのリデザインに活かす―ソーシャル・ビジネスの先駆者として世界的に知られるムハンマド・ユヌス。周囲の強い反対に合いながらも、グラミン銀行でマイクロファイナンスを実現させた経験から、社会貢献型ビジネス立ち上げの要素について聞いた。

─マイクロ・ファイナンスという新ビジネスには反対も多かったと聞きます。賛同者をどのように広げられたのでしょうか。

とても大変だった!1976年から取り組み始めて、たくさんの反対や攻撃を受けました。女性にお金を渡すことを、男性は好みませんでした。自分たちの言うことを聞かなくなるから、という理由で。宗教関係者も反対しました。攻撃は常に止まず、むしろ強くなっていきました。でも、意外なことにその一方でサポートも大きくなっていったのです。村人たちのために良い利点や結果が得られことが理解されたためです。皆熱狂しそれが助けや励ましになり、続けるべきだと信じられた。さらに新手の反対や攻撃も受けましたが、結果が得られたことで、活動を続けるための励ましになりました。

既存のビジネスを圧迫せずマネーの新しい流れを作る

─中小・零細企業に融資を行う点について、金融機関にもたらされるメリットについて、どのような点があるとお考えでしょうか。

いつも、より資金力の強い者にばかりマネーが集まるのは、強く議論されるところです。結果的に、中・小の資金力の者、あるいは低所得者へは、マネーは流れてゆきません。もっとも必要としている人たちを、無視しているわけです。儲けている者の意識はより儲けることに傾けられているためです。でも、貧しい人たち、下層(階級)の人たちに金を貸す、というモデルは実現可能です。

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