2020年11月号
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長寿企業の生き残り戦略

会社設立100周年を迎えた白洋舍 清潔で快適な生活をサポート

松本 彰(白洋舍 代表取締役社長)

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日本で初めてドライクリーニングを導入した白洋舍は今年、会社設立100周年を迎えた。コロナ危機によって人々の生活が大きく変化する中、「清潔で、快適な生活」をサポートする白洋舍の事業について、代表取締役社長の松本彰氏に聞いた。

「オムニチャネル」で新しい
マーケットを開拓

――日本で初めてドライクリーニングを導入され、会社設立100周年を迎えられています。

松本 白洋舍の創業は1906年ですが、会社として設立されたのは1920年で、今年は100周年の節目となります。当社の事業には法人向けと個人向けのビジネスがあり、法人向けで代表的なのはホテルのリネンサプライとユニフォームレンタルです。

松本 彰(白洋舍 代表取締役社長)

リネンサプライでは、ホテルのシーツやバスタオルなどを白洋舍が製作し、クリーニング付きでレンタルしています。ユニフォームレンタルでは、白洋舍がコンビニエンスストアや外食・食品関連企業等のユニフォームを作り、クリーニング付きでレンタルします。

一方、個人向けクリーニングでは店舗と集配サービス(外交)が主なチャネルになっています。店舗よりも、昔で言う「御用聞き」に当たる外交で売上が多いのが白洋舍の特徴です。個人向けでは今後、デジタルによって直接お客様とつながるチャネルを確立することも重要と考えています。デジタルのチャネル確立と同時に、デジタルと店舗、デジタルと外交のチャネルを融合させ、「オムニチャネル」で新しいマーケットや顧客を創造していきます。インターネット等でお申込みをいただき集配に伺うという、お客様のご都合に合わせたオンデマンド型のサービスも拡充し、お客様に貢献していきたいと考えています。

また、外交ではこれまでルートスタッフとしていたメンバーの呼称を、今年10月から「CLP(Clean Living Partner)」に変えます。これに伴い、衣類のクリーニングだけでなく、リフォームなど他のサービスの取り扱いも強化していきます。

さらに、私は異業種、他企業との提携も不可欠と考えています。今の時代、1社単独でお客様を100%満足させることは不可能だという考えのもと、提携を推進しています。例えば、鎌倉シャツとの提携では、鎌倉シャツでシャツをご購入いただくと白洋舍のクリーニングが1回無料になる券をお渡ししています。それを利用してお客様に白洋舍のクリーニングの品質を実感していただき、その後も白洋舍を利用していただけるようになれば顧客層の拡大が期待できます。鎌倉シャツとの提携では、他に家庭用洗濯洗剤のネット販売なども行っています。

各事業を事業統括本部
の下に一本化

――新規事業の開拓に向けては、どのような取り組みをされていますか。

松本 白洋舍の経営理念は、「人々の清潔で、快適な生活空間づくりのために、たゆまぬ技術革新と感動を与えるサービスを提供し、社会に貢献します」というものです。ここには、クリーニングという言葉は入っていません。様々な事業に挑戦できる、すぐれた理念だと思います。

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