国産原料のオーガニックコスメ 植物の恵みを生かす生活を提案
青山通りにオーガニックショップ、カフェ、スパを兼ね備えた「SINCERE GARDEN(シンシア・ガーデン)」を運営するビーバイ・イー。植物と共に歩むやさしいライフスタイルを提案している。
ビーバイ・イーは、出版社で雑誌編集に携わっていた杉谷惠美氏の経験がもとになって設立されたナチュラル&オーガニックブランド。
「私が出版の仕事をしていたころは、働き方改革もなく、徹夜で仕事をするのが当たり前の業界でした。20歳代で若さに任せて無理をしていたこともあり、身体を壊して婦人病やアレルギーを患い、ついには入院して長期療養するまでになったのですが、それでは根本的には治らないと感じました。そこで出会ったのが植物の世界でした。漢方やアロマをはじめとする植物の力で体質改善することが大事だと身をもって体験しました」と杉谷氏。
アロマテラピーの学校にも通い、植物の世界に理解を深めていくなかで、同じような悩みをもつ方にも知ってもらいたいと思ったのが創業のきっかけであった。
スペシャリティな場所・青山へ
「若かったこともあって、勢いではじめてしまいました。代官山にワンルームマンションを借りてビーバイ・イーを設立したのが2004年の暮れ。2006年に青山通り沿いの北青山にSINCERE GARDEN(シンシア・ガーデン)をオープンしました。道に面する2面ともガラス貼りで一棟まるごと使える理想的な物件に出会えました。1階はショップです。オーガニックコスメやハーブティーなどを取りそろえています。2階はベジタリアンカフェです。季節の旬野菜をふんだんに使ったガーデンサラダ、グルテンフリーブレッド、グリーンスムージーなど、動物性の食材は一切使わない旬の食材で提供しています。地下1階はスパで、洞窟の中のような雰囲気で大地のエネルギーに包まれるフルハンドのトリートメントを受けていただくことができます。はじめから、多店舗展開をすることは考えていませんでしたので、スペシャリティな場所に1店舗と考えたときに自然と青山に店を構えることとなりました」。
より多くの人に知ってほしい
「青山にシンシア・ガーデンをオープンした当時は、オーガニックなものに対して、理解や認知度は高くありませんでした。お店が緑に囲まれていることから、よくお花屋さんにも間違われましたし、カフェのお客様も最初のうちは、ベジタリアンの外国人の方が中心でした。今では世の中でもオーガニックが随分と浸透し、知られてきていますが、私たちがさきがけとなっている部分もあるのかなと思います。今では東京都内からだけではなく、全国から多くの方にご来店いただくようになっております」。
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