2019年2月号
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クリエイティブのまち青山

華道家・假屋崎省吾氏が語る アイデアと創造力のルーツ

假屋崎 省吾(華道家)

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華道家をベースに様々な分野で活躍している假屋崎省吾氏。そのアイデアとクリエイターとしての発想の原点を前回に引き続いて紹介する。

假屋崎 省吾(華道家)

假屋崎省吾氏は20年近く表参道に花教室を兼ねた自宅に住んでいる。アンティークの家具と花に囲まれたこだわりの住まい。子供のころから建物に対する興味があったという。

「父が、役所で建築に関係する仕事に携わっていたこともあり、子供のころから建物に対する興味がありました。両親が旅行や外食にお金を惜しまなかったので、家は借家住まい。一戸建ての家に住みたいという願望がありました。素敵な家をみるのも好きで、田園調布のお屋敷を見て回ったりしたこともあります。今でも、旧前田侯爵邸、旧岩崎邸、旧古河邸などの洋館をみて回るのが好きです。」

フリーの華道家として活躍するようになって、世田谷・北沢に教室を兼ねた自宅を建てた。それは仕事が順調になった反面、郊外の自宅に帰宅するのは夜中になり、自分を支援し続けてくれた母との距離ができてしまったと感じていたからだ。

「いよいよ引越しする前の日に母が突然病気で他界してしまいました。新築の家でお葬式をすませると心にぽっかりと穴が開いてしまい、何も手につかないほど落ち込んでしまいました」

美輪明宏氏との出会い

そんな失意の中での出会ったのが美輪明宏氏であった。美輪氏との交流の中で、学生時代に亡くした父親と、その後、華道家になるまで支えてくれた母親との別れの哀しみと孤独を乗り越えていくことができたのであった。

「母を失った哀しみで打ちひしがれて渋谷の公園通りを歩いていた時、偶然、美輪明宏さんが劇場でコンサートしているのを見かけました。それをきっかけに、美輪さんの公演を拝見するようになり、生きる勇気が湧いてきたのです」

今では美輪氏とは公私にわたってのお付き合いが続く。

「ある日、美輪明宏さんとお会いした後、タクシーで表参道の自宅に帰ったら、隣の家をスーツを着た男性3人がじーっと見ていました。これは不動産屋さんにちがいないと思って声をかけると、案の定そうでした。となりの家だから買わせていただくといって、その場で決断して購入しました。これも美輪さんとの深い縁を感じます」

「初めは隣に買った家との間を行ったり来たりしていましたが、10年ほど前に建てなおしました。地下1階と2階の吹き抜けの空間は花教室なども開催できる花サロンを作り、グランドピアノもあって、時折コンサートも開いています」

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