2018年9月号
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名古屋発、変革への突破力

名古屋大発、物流を救うAIベンチャー 配送ルートを最適化

松下 健(オプティマインド 代表取締役社長)

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AIやビッグデータによって、物流業界が抱えるさまざまな課題を解決する。2015年に設立された名古屋大学発のベンチャー、オプティマインドは、「どの車両が、どの訪問先を、どの順に回るか」について、最適な答えを提供する。

松下 健(オプティマインド 代表取締役社長)

独自の技術で物流を最適化

昨今、インターネットの普及によってEC市場が拡大し、物流の複雑化・小口化が進んでいる。しかし、ドライバー不足をはじめとした物流業界の課題は依然として解決されていない。そうした課題を解決し、物流のラストワンマイルを改善しようとしている企業が、名古屋にある。独自の配送ルート最適化クラウドサービスを開発したベンチャー、オプティマインドだ。

オプティマインドは、組み合わせ最適化や機械学習、統計などを用い、「どの車両が、どの訪問先を、どの順に回るか」について、最適な答えを導き出すエンジンを開発した。その情報を活用すれば、物流会社はそれぞれの条件下で最適な配送計画を立てることができる。

また、ドライバーの勘や経験への依存を減らして、新人のレベルを底上げして教育コストを削減し、熟練者と同等に効率よく配達できるようにする効果も期待されている。

2018年2月、オプティマインドは、日本郵便初のオープンイノベーションプログラムで最優秀賞を受賞。日本郵便との協業を進めている

大手も、そのポテンシャルに注目。2018年2月、オプティマインドは日本郵便のオープンイノベーションプログラムで最優秀賞を受賞した。日本郵便からは開発段階でも協力を得ており、草加郵便局の実際の配送データを提供してもらい、実証実験を行って一定の成果を得た。

AIは使用する度に学習して成長する技術だ。現在、オプティマインドは、配送ルート最適化の精度をより高めることに力を注いでおり、近日中のリリースに向けて準備を進めている。

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