2018年6月号
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伝統工芸を未来へ発信

コシノジュンコが惚れ込んだ「福島の美」 デザインで民芸が進化

内堀 雅雄(福島県知事)、コシノジュンコ

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コシノジュンコ氏をはじめとした世界的クリエイターたちが福島県とタッグを組み、伝統工芸を未来へと発信する〈FUKUSHIMA PRIDE〉。2018年3月には完成商品の披露が行われた。完成商品の先行販売に向け、福島県知事・内堀雅雄氏とコシノ氏が語るプロジェクトの全容。

伝統工芸の未来を拓く可能性について語り合う、内堀雅雄福島県知事(左)とコシノジュンコ氏(右)

伝統と革新

内堀:工芸品とクリエイターとのコラボレーションは、新しい挑戦です。我々は今回の事業に2つの想いを込めています。

1つは、福島県の伝統的な工芸品、あるいは地場産品の魅力を発信したいという想い。福島には40の伝統工芸品があります。うち会津塗、会津本郷焼、大掘相馬焼、奥会津編み組細工、昭和からむし織の5つは国指定の伝統工芸となっています。こうした素晴らしい品々を、もっと多くの方に知っていただきたい。

もう1つは、伝統と革新。福島や日本の伝統文化を守り継承していくことは大切です。合わせて大切なのは、革新・イノベーションに挑戦することです。伝統を守りながら新しい力、息吹きを入れ込んでいく。コシノジュンコさんはじめクリエイターの皆さんの、素晴らしいデザインの力を入れ込んで、福島の伝統工芸や地場産品を進化させていきたい。そんな想いで今回のプロジェクト〈FUKUSHIMA PRIDE〉を進めています。

コシノ:東北大震災後の福島の復興を考えた時、技術は大きな価値です。この技術を活かして、よい仕事をする、生きがいを生み出すことへの協力なら、私にもできると感じました。生きがいに必要なのは革新です。

福島には素晴らしい伝統工芸がたくさんありますが、民芸品というカタチでは、今の都会の生活にはなじまないのが現状です。その伝統的な技術に新しい風を吹き込み、革新を起こすことで、伝統工芸の世界を甦らせ、匠の方の新たな生きがいを生み出すことができるのではないかと考えました。

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