進化する「ベンチャー八百屋」 旬八青果店、人気を集める理由
昔ながらの"八百屋さん"が減っていく中で、多くのお客で賑わう青果店があるベンチャー企業、アグリゲートが運営する『旬八青果店』だ。生産、流通、小売りまでを一気通貫させた事業モデルを築き、食農業界に風穴を開けている。
白地に黒文字で『旬八(しゅんぱち)』と書かれたシンプルなのれん。さほど広くない店内には、野菜や果物がところ狭しと並ぶ。段ボールの切れ端に手書きで記されたPOPが印象的だ。
一見、普通の青果店のように見えるが、店頭に並ぶ商品はひと味違う。あまり聞き慣れない種類の野菜や果物、大きさの不揃いな規格外のものも、新鮮でおいしければ店頭に並ぶ。
店内では販売スタッフが「この野菜、どうやって食べるの?」「どのメロンが一番甘い?」といった問いに、丁寧に答えている。
『旬八青果店』を運営するアグリゲートの代表、左今克憲氏は「米国の自然食品スーパー、ホールフーズを参考にして、どのような店舗にしていくかを考えていきました。ホールフーズを日本版に落とし込んだのが『旬八青果店』です」と語る。
生産、流通、小売りを一気通貫
『旬八青果店』の事業モデルは、アパレル業界でユニクロなどが進めているSPA(製造小売)を食農の業界に応用したものだ。
全文をご覧いただくには有料プランへのご登録が必要です。
-
記事本文残り79%
月刊「事業構想」購読会員登録で
全てご覧いただくことができます。
今すぐ無料トライアルに登録しよう!
初月無料トライアル!
- 雑誌「月刊事業構想」を送料無料でお届け
- バックナンバー含む、オリジナル記事9,000本以上が読み放題
- フォーラム・セミナーなどイベントに優先的にご招待
※無料体験後は自動的に有料購読に移行します。無料期間内に解約しても解約金は発生しません。