低コストで効率的な災害時の情報伝達システム

倉敷市では、市内全域に355カ所の屋外拡声塔を設置し、正確かつ迅速に災害情報を伝えるとともに、各拡声塔にIP携帯電話のアクセスポイントを設け、市職員間の情報通信も可能にしている。

倉敷市ホームページより編集部作成

倉敷市では、ネットワーク方式による防災情報の伝達システムを導入している。このシステムは、市役所、消防局などから発信された音声情報を、市専用の光ファイバーケーブル網(愛称「かわせみネット」)で、学校などの公共施設の屋外拡声塔(121ヶ所)に送るとともに、「かわせみネット」のない地域へは、公園などの公共用地に屋外拡声塔(234ヶ所)を設置し、無線LANの電波で中継するもので、これにより、市民等への正確ですばやい防災情報の伝達が可能になった。

屋外拡声塔に設置の同報系端末機器搭載キャビネット(日東工業より画像提供)

地元メディアが開発した災害時の緊急告知FMラジオも活用

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