大規模水害に実効性ある対策法

ゲリラ豪雨による内水の氾濫などが増えているが、過去には、大型台風など豪雨による河川の氾濫などもあったことから、大規模水害への備えも忘れてはならない。では、具体的にどのような対策が必要なのか、国土交通省水管理・国土保全局河川環境課水防企画室課長補佐の今井誠氏に聞いた。

2014年8月 名古屋市では豪雨により大きな被害を受けた 画像提供:国土交通省

近年、1時間あたりの雨量が50ミリ以上の大雨の発生件数が増えている。1976年から1985年の10年間では、年平均174回だったが、2004年から2013年の10年間では、年平均241回と、約1.4倍に増えた。

加えて、規模の大きな豪雨も発生しており、例えば、2014年には、高知県で1カ月に2回も総雨量が1000ミリを超える豪雨が降った。

このような豪雨により、全国各地で水害、土砂災害が発生している。

全文をご覧いただくには有料プランへのご登録が必要です。

  • 記事本文残り92%

月刊「事業構想」購読会員登録で
全てご覧いただくことができます。
今すぐ無料トライアルに登録しよう!

初月無料トライアル!

  • 雑誌「月刊事業構想」を送料無料でお届け
  • バックナンバー含む、オリジナル記事9,000本以上が読み放題
  • フォーラム・セミナーなどイベントに優先的にご招待

※無料体験後は自動的に有料購読に移行します。無料期間内に解約しても解約金は発生しません。