「真のKPI」はどこにある?

場当たり的な改善、検証を繰り返しても、なかなか消費者(ユーザー)はついてこない。ユーザーグロースを成功させるには、サービスを成長させるための“真のKPI”を設定することが重要になる。
Text by 五味明子(ITジャーナリスト)

Webベースのサービスを成功させる最大にして唯一のキーはユーザの存在だ。どんなにお金をかけてサイトを構築したとしても、ユーザーが見に来てくれなければ何も始まらない。

また、1回きりの訪問に終わらせることなく、サービスを頻繁に利用してくれるアクティブユーザーになってもらうためには、サービスが魅力的であることはもちろん、サイトのUIが使いやすく、ユーザにストレスを感じさせない設計であることも重要だ。

ただの一見ユーザーから新規登録ユーザーへ、登録ユーザからアクティブユーザへと“グロース”させる ―こうしたユーザを増やす・活性化する一連の施策を「ユーザーグロース」と最近では呼んでいる。そしていまや、ユーザーグロースなくしてWebサービスの成功はありえないともいえる。

Facebook Twitterの“真のKPI”

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Twitter

真のKPI 「5 ~ 10人をフォローする」

先日ついにIPO。
この急速な成長を支えたのが真のKPIだ

ユーザーグロースにおいてはユーザーのニーズに応え続けるために、サービスやサイトの細かな改善とすばやい実装(ローンチ&イテレート)が求められる。だが場当たり的な改善を繰り返していっても、新規ユーザーやアクティブユーザーの増加にはつながりにくい。ユーザーグロースを成功させるには、そのサービス・サイトを成長させるためにやるべきただひとつの指標である“真のKPI”を設定することが重要になる。

真のKPIはサービス・サイトごとに異なってくる。たとえばFacebookの場合、新規登録したユーザーに対し、登録から10日以内に7名の友達とつながることを推奨しているが、こうすることで登録したばかりのユーザーがサービスから離れていくことを防いでいる。この「登録後10日以内に7名の友達とつながる」がFacebookの真のKPI、つまりビジネス拡大における揺るがぬ指標として存在するわけだ。

そのほかの有名なサービスにおける真のKPIには

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