2013年7月号
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イノベーティブ人材 探し方と起用法

五感で捉え創造する共感させる表現力を持て

前刀禎明(リアルディア代表取締役社長 元アップル米国本社副社長兼 日本法人代表取締役)

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大切なのは、感じる力、創造する力、表現する力。ジョブズの下で進められたiPhoneの開発は、それらの力が融合し、効果的に発揮された結果である。

数々の伝説的なプレゼンを行ったジョブズは、聴衆の共感を得て、人を動かすたぐいまれな表現力を備えていた

セルフ・イノベーション(自己革新)を起こすためには、感じる力、創造する力、表現する力の3つを育てなければならない。例えばiPhoneは、金属を使用して質感を高め、視覚だけではなく、触覚にも訴えるプロダクトになっている。そうした五感訴求が重要になる。

創造力とは、既成概念、固定観念に縛られず、「なぜ?」と疑問に思える素直な心を持つことだ。従来のデバイスはなぜテンキーなのか、なぜキーボードが必要なのかと疑問を持ち、そこから新しいことを考える。iPhoneは、消費者ニーズから導き出して開発されたのではなく、作り手の「こんなものがあったらいい」という強い思いから生まれた。

表現力は、自分の思いを相手に伝えることだ。いくら優れたアイデアを思いついても、相手の共感を得なければ実現することはできない。機能や特徴をアピールするより、「自分でも使いたい」と相手に思わせられるかどうかが大切だ。

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