デザイン・シンキングの技術

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デザイン・シンキングは、顧客価値の創造でイノベーションを実現する方法論だ。ユーザーの観察からニーズを見出し、新たな価値を作りあげる。その前提には、見えない価値を発見出来るイノベーター人材の活用がある。

「1980年代までは技術革新をすれば価値が創造できたが、90年代に入ると、技術のコモディティ化がおきて、効率重視に変わった。開発現場は、価値の創造よりも効率化に追われて、とても疲弊しているし、経営者は新しい商品が出ない不満があり、今の閉塞感が生まれている。この状況を突破するイノベーションの実現に有効なのがデザイン・シンキングだ」。そう語るのは、野村総合研究所コンサルティング事業本部副本部長・村田佳生氏。

2000年以降、成功した事業を見ると、技術はそれほど画期的でなくとも、新たな顧客価値の創造が、イノベーションとなっている。デザイン・シンキングは、ユーザーの観察から潜在的な要求や見逃してきたニーズを見出し、顧客価値を創造して、新しいビジネスへと繋げる、一連の方法論である。

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