市場開拓による地域産業の活性化

自治体や出展メーカーの認知拡大から販路開拓やブランディングのために、何をどう見せ、どうバイヤーを惹きつけるのか。イベントの企画、運営は、形づくりだけでなく、地域と市場を結びつけるマーケティングのハブ機能を担う。商談に加え、市場の生の声に触れることで、新たな商品開発につなげる効果も発揮できる。

県産品の販路開拓・拡大を図るため「ふくしまプライド。」をコンセプトとし28の企業が福島県ブースに出展
(国際食品・飲料展 FOODEX JAPAN 2016)

(株)博展
第2営業本部長兼商環境部長 生島優氏
第2営業本部イベントプロモーション部、営業1課
古川峻輔氏
事業統括部事業開発課 毛利友美氏

首都圏の商談会、展示会等のイベントで評価が高い

地域振興を目的に、自治体は毎年多くのイベントを主催している。しかし、毎年恒例の『形だけの催事』になりがち。請け負う民間事業者もその意識が強い。

背景には、地元の事業者を優先した民間委託がある。地元の事業者は、箱物は用意できても、ターゲットである首都圏市場の流通・小売り、飲食関連企業に対して、マーケティング領域までの提案や実施・運営等への実績が乏しい。結果、きめ細やかな提案におよべないのである。

主力マーケットである首都圏への進出を考えると、首都圏特有の小売り、流通、市場の開発、販促を熟知した展示運営が必要となる。

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