2015年3月号
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地域エネルギー事業参入

バイオマス活用は林業再生から 地場材による街づくり

竹内昌義(みかんぐみ共同代表、東北芸術工科大学教授)

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森林資源を活用したエネルギー事業には、林業振興が不可欠。そのためには日本の住宅や、日本人の暮らし方を根本から見直すことも大切だ。ゼロ・エネルギーハウスの普及に取り組む建築家に、その可能性を聞いた。

山形エコハウス(山形市)はCO2を排出しないカーボンニュートラルハウス。小型の「ペレットボイラー」を暖房や給湯に用いる内装も木を使い、デザイン性に優れている

欧州参考に「未来の家」省エネ余地のある日本の住宅

間伐材や廃棄物として扱われてきた製材工場の残材を燃料にできる木質バイオマス発電に注目が集まると共に、林業の重要性も見直され始めている。バイオマスエネルギーを活用するには、その大前提として山林を管理・活用する林業の再興が欠かせないからだ。

この流れの中で、山形では2010年に地場の木材を使った「山形エコハウス」が建てられた。山形市の市有林で伐られた杉とカラマツを使って建てられた、CO2を排出しない「カーボンニュートラルハウス」である。

通常の住宅と大きく異なるのは、断熱性能が非常に高く、熱の出入りが極端に少ないこと。熱が逃げやすい窓サッシには、ドイツ製の木製で高性能なトリプルガラスを採用し、壁に近い断熱性を実現。また、暖房や給湯にはペレットボイラーを用い、地元の木から生まれた木質ペレットを活用する。木は燃やしても、排出されるCO2は成長時に吸収したものなので、バイオマス燃料はCO2を増やさない。

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