2014年9月号
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未来の学び産業

自動車産業を超える規模 拡大する世界の教育マーケット

酒井三千代(三井物産戦略研究所)

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世界の教育市場は、2000年から2011年の11年間で約1.5倍に成長。拡大するマーケットの中で、海外展開も活発化している。ITの発展とともに、特に教育コンテンツの分野でグローバル化が進む。

1947年に米国で設立された世界最大規模の非営利試験機関、Educational Testing Service。TOEFLやSATなどの試験を開発し、各国に提供。教育コンテンツのグローバル化を進めている photo by Mduchnowski

グローバルに教育の分野を一つの市場として捉えると、その規模は自動車産業を超える。国内では少子化の影響で伸びが鈍化している教育市場も、グローバルで見ると巨大な成長マーケットなのだ。三井物産戦略研究所産業調査第二室の酒井三千代氏は、こう語る。

「世界の教育市場は、2000年から2011年の11年間で約1.5倍と高成長を続けています。2011年には世界全体で約4兆ドルと、自動車産業を上回る規模にまで拡大しています」

多くの先進国で市場が拡大

教育市場の成長の背景には、世界的な人口増加に加えて、高等教育(日本では大学、短大、専門学校など)を中心とする就学率の上昇がある。ユネスコ統計によると、2000年から2011年の間に、世界の高等教育への総就学率は19%から31%へと上昇した。

さらに、就学前教育への就学率の高まりも世界的な傾向だ。世界最大の教育マーケットである米国では、高等教育への総就学率が同期間に約27%増加。米国の教育市場は、人口1人当たりで算出すると3631ドルと突出した規模を誇る。

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