ビジネスシーンでも活用 レゴが育む問題解決の力

近年、レゴを社員研修や採用試験に導入する企業が増えている。レゴを使うことによって、プランニングやコミュニケーション、プレゼンテーションの手法を、誰でも簡単に学ぶことができる。

自分の手でレゴの作品を組み立て、それを人に公開し、意味を語り合うことによって、さまざまな「気付き」を得ることができる

「これでアヒルを作ってみてください」。

訪れた取材班一人ひとりに黄色と赤の6ピースのレゴ・ブロックが差し出された。

たった6ピース。みんな同じようなアヒルができるだろうとタカをくくっていたらとんでもない。実に個性的なアヒルが目の前に並んだ。

「みなさんのアヒルはどれも正解です」。そう言ってレゴ・エデュケーション日本代表の須藤みゆき氏は、ブロックでできた35通りものアヒルを見せた。

「日本の教育は答えを一つに絞りがちですが、個性を認めることが教育として有効な手法だと考えています。各自が工夫してブロックを組み立て、その上で他の作品を見ると、次は『こうしてみよう』と探求のスパイラルが発生するのです。また、研修では、そのアヒルを使って起承転結でお話を作ってもらうなど、話すのが苦手な人でも発表しやすい環境を整え、プレゼンスキルの向上も図ります」

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