地域の特色、ポテンシャルを活かす施策に中央省庁も注目

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神奈川というエリアでは、ここまで見たとおり、産業のイノベーションを生み出す仕組みづくり、支援策が数多く実施され、成果をあげている。地域特色を生かした取り組みには、注目度も高い。

黒岩知事の就任以降、急速に進む神奈川の地域イノベーション。全国的に見ても、これらの動きは先進的かつ重要なものとなっている。

かながわスマートエネルギー構想については、太陽光発電に注力し、次々と施策を打ち出す姿勢に評価が高まっている。

「太陽光発電は、立ち上がったばかりの産業。ユーザー側、とりわけ住民側から見ると、購入には不安を覚えるものなのです。そこで、自治体が導入を後押しすることで、住民に大きな安心感を与えることができます。加えて、地元金融機関も参加している。太陽光発電普及に非常に大きな貢献をしています。全国的に見ても、神奈川県は全国の都道府県の先陣を切って、地域の特色を出した、自然エネルギー普及のトップランナーと言えるでしょう」(資源エネルギー庁・新エネルギー対策課長 村上敬亮氏)

一方、京浜臨海部ライフイノベーション国際戦略総合特区は国の成長戦略にも位置づけられ、広範に影響が及ぶ事業だ。

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