地域課題の解決にデザインを活用

デザインという考え方の広がりと共に、地域におけるデザインの役割も拡大している。課題発見やその解決のために、各地で有効に活用されている事例も多い。デザインは地域をどのように変えていくのだろうか。

2016年開催初回の「地域×デザイン -まちを編みなおす20のプロジェクト」(2016年2月18日〜3月6日)

2017年開催2回目の「地域×デザイン -まちが魅えるプロジェクト」(2017年2月3日〜2月26日)

近年、デザインの考え方は大きく拡がっている。私たち日本デザイン振興会が主催し昨年で60周年を迎えたデザイン推奨のしくみ「グッドデザイン賞」でも、1957年の創設時には工業デザインの模倣防止を目的に始まった制度であったが、時を超え、形あるもののフォルムや機能を設計するデザインから、あらゆるデザイン活動へと対象も年々拡大していった。現在では特に地域活動など「取り組みのデザイン」や循環可能な経済活動を目指す「ビジネスデザイン」の分野が応募数、受賞数ともに増えており、これは「物事の仕組みを考えることそのものがデザイン」という考え方に対する社会的な同意と関心の高さを示している。

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