森永乳業がビフィズス菌BB536で老化研究へ 50年超の蓄積を菌体事業の成長力に
(※本記事は「食品新聞」に2026年9月9日付で掲載された記事を、許可を得て掲載しています)
「何歳まで生きるか」だけでなく、「どう年齢を重ねるか」が注目されるなか、森永乳業が50年以上にわたって研究してきたビフィズス菌の可能性を「老化」へと広げている。背景にあるのが、腸内細菌叢や慢性炎症と老化との関係だ。ビフィズス菌が老化速度にどう関与するのか──。新たな研究成果を足掛かりに、同社はそのメカニズムの解明を進める。
1969年に発見した「ビフィズス菌BB536」を起点に、整腸、免疫、認知機能などへ研究領域を広げてきた。今年7月には、BB536配合ヨーグルトの摂取と食事・運動習慣の改善によって、老化の進行速度を示す指標が低下する可能性を確認したと発表した。食品介入による老化に関する臨床試験において日本初となる。
研究では、50~74歳の過体重男性を対象に、BB536配合プレーンヨーグルトの摂取と食事・運動習慣の改善を3カ月間実施。その結果、DNAメチル化情報から算出する生物学的な老化速度の指標「DunedinPACE」が、対照群に比べ約2.3%低下した。一方、老化速度の変化とBMIや、運動頻度変化との相関性は認められなかったという。
ただし今回の研究は、BB536単体の効果を検証したものではなく、現時点でビフィズス菌が老化そのものを抑えるとは結論付けられない。今後はBB536の効果や、老化速度に影響するメカニズムの解明を進める。
続きは無料会員登録後、ログインしてご覧いただけます。
-
記事本文残り67%
月刊「事業構想」購読会員登録で
全てご覧いただくことができます。
今すぐ無料トライアルに登録しよう!
初月無料トライアル!
- 雑誌「月刊事業構想」を送料無料でお届け
- バックナンバー含む、オリジナル記事9,000本以上が読み放題
- フォーラム・セミナーなどイベントに優先的にご招待
※無料体験後は自動的に有料購読に移行します。無料期間内に解約しても解約金は発生しません。