2017年10月号

MPD院生の声

ゼミ「×デジタル」/コモディティアイテムからブランド創出

月刊事業構想 編集部

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デジタルプラットフォームで
構想に新展開を

事業構想大学院大学のゼミ「×デジタル」は、日夜進展の著しいデジタルテクノロジー技術を駆使した新サービスの創出、および事業展開につき、多様な社会課題を議論し合う。前期最後の授業となる8月7日には岩田修一教授・渡邊信彦特任教授による進行の下、総四名の大学院生が報告を行なった。

デジタル技術の普及はコンテンツ・メディア産業に劇的な変化をもたらし、他分野でもその製品プロモーション手法や流通管理の事業設計に多大な影響を与えている。また一律にデジタルと言ってもwebの世界からスマートフォンの世界へ、また静止画(スチール)から大容量動画へとその重点はシフトしている。コンテンツそれ自体としての利用、および事業の様々なフェイズでの利活用について検討する必要性が示された。

当日の院生報告では、環境の実務家向け専門誌に携わる在学生により「ビジネスメディアとしての多角的展開」に関する構想が披露された。文字・冊子以外のマルチメディアを含む内外の競合他社動向を見渡し、どのように強みを活かすかという市場分析、また関係者へのヒアリングを含めた今後の進捗が詳細に示されていた。

当日の院生報告では、環境の実務家向け専門誌に携わる在学生により「ビジネスメディアとしての多角的展開」に関する構想が披露された。文字・冊子以外のマルチメディアを含む内外の競合他社動向を見渡し、どのように強みを活かすかという市場分析、また関係者へのヒアリングを含めた今後の進捗が詳細に示されていた。

デジタル技術の活用は、背後にあるビッグデータと連動し事業そのものからマーケティングまで幅広く展開できる。強みを活かした利活用について一層議論が深められた。

コモディティアイテムにデザインを加え
ブランドをつくる

神谷 富士雄(かみや・ふじお)
スーパープランニング 常務取締役
2012年入学・1期生

何の変哲もない、普段使いの「只の手提げ袋(トートバッグ)」をどのように顕在化させ、世界一の専門ブランドを目指すのか。去る6月、「事業構想スピーチ」ゲスト講師として登壇し、大学院在学中に纏めた構想と、ブランドのルーツと歩みを語ってくれた。

出身地の静岡県浜松市は機械製品や楽器などモノづくりが盛んな街。大学を卒業後、尊敬する兄が興した会社に入社。現在はブランディングマネージャーの立場で活躍中。

大学院には、今後の事業展開や事業承継を意識し、2012年に1期生として入学した。

2001年、トートバッグにカンガルーのお腹のようなサイドポケットを付属させ、「カンガルー」の語尾だけを残して「ROOTOTE(ルートート)」というブランドを命名。世界中のトートバッグ好きな人をターゲットとしている。

講義では、ステークホルダーを親友・師・家族のようにリスペクトをもって接したり、商品開発においては、マトリックスを活用して可視化させたりと、持論を披露。

これからもヒトが荷物を運ぶのに、トートバッグを手に提げる(もしくは肩に掛ける)のは、ごく自然な行為であるし、老若男女誰しもが鞄を提げること、コモディティアイテムという競争の激しい市場(レッドオーシャン)でも、他と一線を画する独自性や、コラボレーション、文化性や社会性の要素をもったブランドに仕立てれば、成長は可能であることを強調。

「単なるファッションでなく、普段のライフスタイルで親しまれるトートバッグをつくり続けます」と神谷氏。トートバッグが社会を変えるMEDIAとなって、世界一の専門ブランドを目指す。

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