IBMのオープンイノベーションが生む 訪日旅行者向けビジネス

企業の新製品、新サービスの開発サイクルが短くなる今、外部の資源やアイデアを活用するオープン・イノベーションに注目が集まっている。急激に拡大する訪日インバウンド分野をテーマに実施されたオープン・イノベーションプログラムをもとに、新しいインバウンドビジネスの可能性を探る。

大山 健司(日本IBM BlueHub企画推進室長)

IBM WatsonやクラウドプラットフォームIBM Bluemixなどを有する日本IBM。同社が持つテクノロジーを活用した事業育成や、スタートアップと大手企業との連携を行なうオープン・イノベーション活動「Open Innovation Initiative」が注目を集めている。「Open Innovation Initiative」は2016年より開始され、まず自動車とヘルスケア分野で開催、3回目となる今回は、訪日インバウンド分野で実施された。

日本IBMが、今回、訪日インバウンド分野でオープン・イノベーション活動をサポートすることを決めた理由に関して、同社BlueHub企画推進室長の大山健司氏は、次のように語る。

「インバウンドに限りませんが、もっと幅広い分野でITを活用できるだろうというのがひとつ。そして、大手企業、スタートアップ企業、それぞれにおいて、さまざまなビジネスチャンスが見込めることがもうひとつの理由ですね。いろいろな業界で、2020年を見据えて、訪日旅行者向けにビジネスをやりたいと思っており、オープン・イノベーションに対するニーズが高いです。実際、今回のプログラムにも、NTTドコモ、ソフトバンク、ジェイティービー、ゼンリン、ゼンリンデータコムなどの大手企業に参加していただいています」

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