2017年2月号
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地域プロジェクトのデザイン

著名人から住民まで、「人生の3冊」に出会える離島の私設図書館

私設図書館 さんごさん

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長崎県の福江島にオープンした私設図書館「さんごさん」。住民や観光客が集まる仕組みや、東京と現地の2拠点での運営体制など、独自のデザインが光るプロジェクトだ。

長崎県・五島列島の福江島に8月にオープンした私設図書館「さんごさん」。本棚には地元住民や著名人ら40人以上が寄贈した「人生の3冊」が並ぶ

古民家を無料図書館に改修

長崎県・五島列島最大の島である福江島。この島の南にある小さな港町、富江に「さんごさん」という名前の私設図書館が2016年8月にオープンした。古民家を改修した図書館の書棚に並ぶのは、島民や著名人から寄贈された「人生の3冊」。島民が日常的に集い、本を読んだりイベントに参加したり。観光客もさんごさんを目当てに町を訪れるようになった。

地域に新たな繋がりを生み出しているこの施設だが、発起人の鳥巣智行さんと妻の大来優さんは「最初はただ、福江島にセカンドハウスが欲しいという、個人的な願望からスタートしたんです」と笑う。

福江島は美しいビーチや教会群で観光客にも人気

人と人が繋がり、大きな輪に

広告会社に勤務する鳥巣さんは、長崎市で生まれ育ち、先祖が五島列島出身。18歳のときに初めて福江島を訪れ、その自然の豊かさや島民の温かさに惹かれた。福江島は長崎から高速船で2時間弱。飛鳥・奈良時代から日本と中国の航海の寄港地として栄え、江戸時代には隠れキリシタンが迫害を逃れてたどり着き、今も世界遺産候補を含め美しい教会群が残る、歴史と文化が豊かな島だ。

富江はかつて珊瑚漁で栄え、いまも宝石珊瑚の加工・販売所が残る

ほぼ毎年、家族や友人と島を訪れるようになった鳥巣さんだが、ハイシーズンは宿が見つからないことがネックだった。

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