2012年10月号
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プロジェクトデザインの源泉

「なくならない」ビジネスを生む力

熊谷正寿(GMOインターネット社長)

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「ゴールに比べれば、まだまだ100分の1以下」GMOインターネット代表の熊谷正寿氏 はそう語る。浮沈の激しいIT業界において、自身も危機を経験しながら、数々の事業 でトップシェアを勝ち取り続けている。その原動力は何なのか。

―浮沈の激しいIT業界で、生き残ってきた戦略のポイントは。

プロバイダーサービスからインターネット事業に進出したのですが、この事業の売上は、つまるところユーザー数×単価。これは、人口には限りがある以上、近い将来に売上が上限に達してしまいます。

そんな折、出張先のシリコンバレーで、データセンターのビジネスを知りました。倉庫の中を木の枠と鉄条網でブロック単位に仕切り、ブロックごとに、小学校の机のような上にPCを配置した原始的なものです。

日本に帰って調べたら、既存業者は1ブロック100万円という値段を付けている。そこで月1万円でお貸しするサービスを始めたところ、爆発的なヒットとなりました。これがきっかけで、インターネットの「ユーザー」を増やすサイドではなくて、「情報」を増やすサイドにビジネスの軸足を替えたのです。

現在、サーバー事業とドメイン事業を合わせて、お客様は400万件以上です。ドメイン(gTLD)の国内シェアは8割超。サーバー事業は国内の52%。2社に1社は、弊社グループのサーバーをご利用頂いている計算になります。

―情報が増えれば増えるほど仕事が増える。それならばなくならない事業ですね。

会社は継続することが重要じゃないですか。自分のポリシーとして、会社は、関わるすべての方が幸せになるための道具。お客様に喜んでいただき、スタッフが喜ぶ。両者が喜べば株主様にも結果として喜んでいただける。これが会社のあるべき姿だと思います。継続するためには、条件を揃える必要があります。一つ目の条件は「なくならない」事業であること、二つ目は「ストック型」のビジネスモデルだということです。

会社存亡の危機をいかに乗り越えたか

―金融事業については、どのような考えで踏み込んでいったのでしょうか。

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