急増するコーポレート・ベンチャー・キャピタル 成功ポイントは?

独立系ベンチャーキャピタル(以下VC)のグローバル・ブレインは、ベンチャー企業に寄り添うハンズオン支援に強みを持つ。長くベンチャー投資の第一線を走ってきた百合本安彦代表に、いま注目する技術分野や国、CVC運営のポイントなどを聞いた。

グローバル・ブレインは、日本では数少ないハンズオン支援中心のVCとして2001年に業務を開始。現在までのファンド運営総額は約350億円、これまで9社がIPOを、24社がM&Aを実施するなど、国内有数の規模と実績を誇る。

一般的なVCは、金融畑出身のベンチャーキャピタリストが多い。しかしグローバル・ブレインは、多彩な経験を積んだキャピタリストばかりだ。ソニーや三菱電機などの事業会社で技術者として勤めていた人材、リクルート等で経営企画を担当していた人材、元証券取引所審査課長、会計士、IPにも精通する法務担当など、さまざまな分野から合計約30人のプロフェッショナルが揃う。こうしたメンバーがチームを組むことで、投資先企業の成長に合わせた支援を行うことができる。

「それぞれの能力がトップレベルであり、力を合わせて最高のパフォーマンスを発揮する、オーケストラのような体制を目指しています」とグローバル・ブレインの百合本安彦代表。「こうした技術に精通したキャピタリストだからこそ、テクノロジー系ベンチャーの経営者と共通言語で話し、“目利き”をすることができます」

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