臨空地域におけるスポーツを活用した地方創生

スポーツコミッション研究会インなりた開催報告

8月30日、スポーツコミッション研究会インなりた~臨空地域におけるスポーツを活用した地方創生に向けて~(主催:日本スポーコミッション協会、共催:成田臨空スポーツ文化推進ネットワーク、後援:スポーツ庁、成田市、芝山町、事業構想大学院大学)が、ホテル日航成田にて開催された。

基調講演は、スポーツ庁参事官(地域振興担当)仙台光仁氏が行い、「スポーツ庁の設立の背景とその役割」と題し、同庁において取り組む主な課題のうち「スポーツによる地域・経済活性化」を中心に、スポーツツーリズムの役割、スポーツ実施率の向上、障がい者スポーツの普及促進、地域スポーツコミッションなど、地位活性化におけるスポーツの果たす役割を中心に解説がなされた。

事例報告では、NPO出雲スポーツ振興21専務理事の白枝氏が、「スポーツを活かしたまちづくり組織」について発表。行政ではなく民間が中心となって、スポーツを通じた街づくりを行っている全国的にも先進的な取り組みで、出雲版DMOへの進展に今後期待がされている。補助金については、ドーピング効果があるのでその活用方法には、特に気をつける必要があると指摘し、小さな事業から始め、自主財源を持ち、自前で自由に事業ができるまでに育まれてきた点が特に先進的と思われた。

首都大学東京の信太氏からは、「障がい者スポーツとボランティア」と題し、スポーツおよび障がい者スポーツの歴史的経緯から、スポーツの魅力について分析、解説した。障がい者に対するパラダイム変換が、障がい者スポーツに接する機会が増えることで、進展すると思われ、今後のスポーツを活かした地域活性化に示唆を与えた。

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