「1個20円」の強み、アジアでも チロルチョコの海外戦略

一つ一つのばら売りによって、「低価格のチョコ」という独自カテゴリーを創出し、確固たるブランドを築いてきたチロルチョコ。海外でもその強みを発揮するため、現在、さまざまな施策を展開。海外市場の開拓を本格化しようとしている。

国内では、年間に約7億個が販売される「チロルチョコ」。台湾、中国、韓国など、アジアでも売上げを伸ばしている

コンビニに行くと、レジ前のスペースに置かれている一口サイズのチョコレート「チロルチョコ」。1粒20円、30円という手ごろな価格と、定番の味だけでなく、常時10種類程度の味が楽しめるバラエティが受けて、年間に約7億個も売るメガヒット商品になっている。

「きなこもち味」や「抹茶味」は他の国では発売されておらず、日本ならではの味であることから、外国人旅行客にも自国へのお土産として人気が出たという。

日系コンビニがある台湾で成長

この「チロルチョコ」の人気が、旅行客だけでなく、海外の現地市場、特にアジア地域でも広がり始めている。海外販売を統括するチロルチョコの取締役副社長、松尾裕二氏は、海外での売上げが右肩上がりで増加していると語る。

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