英語で夢を語る「なにわっ子」育成

公立小学校での英語教育に力を入れる大阪府が、民間企業と共同でオリジナルの英語教材を開発。府内350校を超える小学校で導入される予定だ。教材には2011年から取り組んできた3年間の研究成果が活かされている。

大阪府 教育庁 市町村教育室 小中学校課 教務グループ右:主任指導主事 寺下憲志、左:指導主事 高谷陽子

グローバル人材を育成するため、政府は小学校からの英語教育の強化に乗り出している。2011年度から実施された「小学校学習指導要領」のもと、現在は小学校5、6年生に対し、英語に慣れ親しむ外国語活動が週1コマ(45分)導入されている。2020年度からは外国語活動の開始が小学3年生に引き下げられ、小学5、6年生では英語が週2コマの正式教科となる見通しだ。

英語教育の早期化が進む中、大阪府は民間企業と共同でDVD型の独自教材「DREAM」を開発した。歌や物語を通じて小学1年生から自然に英語に触れることで、小学校卒業時に英検5級レベルの能力が身につくという。今年度から導入が開始し、府内43市町村のうち31市町村352校の小学校で導入される予定だ。

全文をご覧いただくには有料プランへのご登録が必要です。

  • 記事本文残り82%

月刊「事業構想」購読会員登録で
全てご覧いただくことができます。
今すぐ無料トライアルに登録しよう!

初月無料トライアル!

  • 雑誌「月刊事業構想」を送料無料でお届け
  • バックナンバー含む、オリジナル記事9,000本以上が読み放題
  • フォーラム・セミナーなどイベントに優先的にご招待

※無料体験後は自動的に有料購読に移行します。無料期間内に解約しても解約金は発生しません。