飛躍的成長を可能とするマーケティング・オートメーション

編集部では、デジタルマーケティング分野のイノベーションを日本に取り入れるべく、セールスフォース・ドットコムが5月10日から12日(現地時間)にかけて、米国・アトランタで開催したイベント「connections 2016」を取材した。

セールスフォース・ドットコム社が開催したconnections 2016 のOpening Keynote(基調講演)の様子。150以上のセッションが開催され、40カ国、100万人がオンライン視聴するなどリアルとデジタル両面で盛況だった。今回は、新機能が追加された「Marketing Cloud Lighting」 の発表が中心に行われた。中央の講演者は、セールスフォース・マーケティング・クラウド社CEO、スコット・マッコークル氏

事業を拡大していく際、営業・マーケティング・サービスといったあらゆる場面で、顧客とのコミュニケーションが、質・量ともに重要となる。ごく少数の顧客を相手にしているのであれば、すべての関係性を把握し、個々人にあった方法で適切なコミュニケーションをとることが可能かもしれない。しかし、顧客数が増え、従業員数が増え、部門が多岐にわたると、属人的な対応のみでは、接することが可能な人数は限られ、また顧客が何に興味を持っているか、いつも把握することは困難で、結果として適切な対応ができなかったり、営業の機会を逃したり、あるいは、顧客の興味関心にそって情報を提供すれば、やがては上顧客になる可能性があるのに、適切なマーケティングができないでいる。

一方、自社のサービスやコミュニケーション施策上の顧客の行動履歴について収集し、データベースを構築し、管理することが可能となっている。また、Line、Facebook、Twitter、Googleをはじめとして、顧客はインターネット上にある様々なチャネルで行動履歴を残している。近い将来、IoTを通じて、大量の個人データが集められるだろう。

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