米栽培も手がけるバイオベンチャー 新規事業を「量産」できる理由

最先端のゲノム編集技術から化粧品、米栽培まで、次々と新規事業を生み出すバイオベンチャーが徳島にある。革新を続けられる企業の条件とは。
取材協力:リンカーズ

 

「ゲノム編集」で存在感

アプロサイエンスは、1990年に徳島県鳴門市で設立されたバイオテクノロジー企業。医薬品メーカーや大学研究者向けのタンパク質の受託分析事業から出発し、遺伝子分析や試薬・機器販売にも進出。BtoC領域では、タンパク質技術を活用した化粧品が全国1000カ所以上の店舗で販売され、近年では地元農家と6次産業化に取り組むなど、年々、事業領域を拡大してきた。

「バイオベンチャーは一つの技術や分野にこだわった結果、経営を補助金に依存したり、成長できず倒産してしまうことが多いです。我々は『自立』を重視し、強みの技術をいかに多くの分野に展開するかを考えて経営を続けてきました」と、副社長研究責任者の岡部慎司氏は話す。

全文をご覧いただくには有料プランへのご登録が必要です。

  • 記事本文残り72%

月刊「事業構想」購読会員登録で
全てご覧いただくことができます。
今すぐ無料トライアルに登録しよう!

初月無料トライアル!

  • 雑誌「月刊事業構想」を送料無料でお届け
  • バックナンバー含む、オリジナル記事9,000本以上が読み放題
  • フォーラム・セミナーなどイベントに優先的にご招待

※無料体験後は自動的に有料購読に移行します。無料期間内に解約しても解約金は発生しません。