スポーツ人口拡大へ 草野球のIT化から始まる挑戦

ITの活用によって、実力が拮抗した対戦相手との試合をマッチングし、ヒーローインタビューや何百枚もの写真の掲載など、ウェブをフル活用する軟式野球リーグ「G-LEAGUE」。テクノロジーの力で、スポーツ環境を変えていく。

日本全国に31万チームが存在し、プレイヤー数は推定490万人にのぼるにも関わらず、未開拓の巨大マーケットがある。草野球だ。

この市場の開拓に挑むのが、ギガスリート代表の大垣伸悟氏だ。全盛期には150km超のストレートを投げるピッチャーだった大垣代表は、高校時代にメジャーリーグを目指して単身渡米。プロ・アマのチームを転々としたが、怪我の影響もあり、20代半ばでメジャーリーガーの夢を断念した。

帰国後、情報システムの教諭として教壇に立ちながら、大学院でAI(人口知能)の研究を行う。その後、大手企業向けERPパッケージソフトの開発エンジニアに転身し、ギガスリートの起業に至る。

「G-LEAGUE」は詳細なデータ分析によって、実力が近い対戦相手とのマッチングを実現。実力を拮抗させることにより、試合そのものの面白さを感じられるようにした

「スポーツをすること」を日常に

大垣代表が目指すのは、日本の、ひいては世界のスポーツ環境の変革だ。

「日本のスポーツ産業の問題として、そもそものスポーツ人口の少なさが挙げられます。スポーツをするにしても、年に数えるほどという人が多い。スポーツが非日常の楽しみとして捉えられています。スポーツを身近に楽しめる環境を整備し、もっと日常のものにしていきたい」

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