200万円のハンドベルを事業化へ 小さな企業の大きな構想

精密機械分野で培われた、長野県中小企業の優れた技術力。これを活かし、新事業や自社ブランド製品に挑む企業も多い。ハンドベルの事業化を進める、飯田市の花井精機を訪ねた。
取材協力・リンカーズ

 

花井精機が異業種連携で開発中のハンドベル

花井精機は社員10人の小さな企業。NC自動旋盤による超微細加工に強みを持ち、高付加価値な医療機器部品が売上高の6割を占める優良企業だ。近年では、日本にプレイヤーがほぼいないハンドベルの開発に取り組み、メーカーへの脱皮を目指している。

社長の花井孝文氏は、もともと東京でSEとして活躍していたが、約20年前に父親の跡を継いで社長に就任。当時は時計やカメラの部品製造が主力だったが、顧客メーカーの海外シフトで受注は急減していた。

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