2015年1月号
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アイデアが生まれる瞬間

「思いつき」を事業化する 社内コミュニケーションの技法

岩田徹(アイディアポイント代表取締役社長)

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ジャストアイデアがたくさん出ても、それを組織の中で育てて形にするには、適切なプロセスと議論が必要。特に、意思決定者と提案者の関係に焦点を当て、役割、コミュニケーションの方法について解説する。

部門横断で人を集めて新規事業を考えるワークショップを行うと、参加者のやる気も高く、アイデアも数百~数千は出ます。中には面白いアイデアもあり、その後、希望者が主体になって検討を進めて提案します。

しかし、いざ、プレゼンテーションしたものの意思決定者とうまく議論がかみ合わず、結果的に『ボツ』になってしまうケースが多くあります。今回は、意思決定者と提案者がアイデアを育て、実現するためにスムーズにコミュニケーションする方法を解説します。

決定者は『敵』でなく『味方』

多くの会社では、提案者が資料を作成して、意思決定者に提案します。そこで、『提案する人vs決める人』という対立構図が生まれがちです。新しいアイデアは「突っ込み所」がいくらでもあるため、この構図は圧倒的に提案する人に不利です。お互い味方として、一緒にアイデアを実現するという認識が必要です。『良いアイデアを実現して、会社として利益を出す』という目的は、両者とも同じです。この点を最初に確認します。

意思決定者は、『評価するべき点がある』というスタンスで聞き、『実現するためにはどうするべきか』をフィードバックします。最終的には自分が、Yes / No / Pending / Need more information のどれかを選択するという自覚が必要です。これが意思決定者の役割です。決めるべきところを決めないとかえって混乱しますので、明確に決めることが大切です。

提案者は、意思決定者が「Yes」と言うために必要十分な情報、内容を提供することが役割です。「私たちは提案したから後は決めてください」、「言われたので検討しました」、「自分がやりたいからやらせて欲しい」という提案は失礼です。意思決定者も正解がわからなくて悩んでいます。意思決定者が「YES」と判断するために必要なものを揃え、自身の判断も添えて提案します。

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