2014年1月号
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グロースハッカー

81世代のグロースハッカー

古川健介、山本憲資、松本龍祐

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国内のスタートアップでは1981年生まれ(81世代)が牽引するサービスが勢いを増している。プロダクト好きが多く、同世代の起業家が一同に介する飲み会ではひたすら各々のプロダクトの改善の話に花を咲かせることもあるという。日本のスタートアップを代表するグロースハッカーとの呼び声も高い3人に話を聞いた。
Text by 梅木雄平(The Startup代表取締役)

nanapi 代表取締役 古川健介(ふるかわ・けんすけ)

生活の知恵が集まる情報サイトと称したハウツーコンテンツを扱うメディアnanapiを運営するnanapi代表取締役古川健介氏は多くの業界関係者から「グロースハッカーといえば彼」と名前が挙がる。そんな古川氏に話を聞いた。

nanapi、1記事あたりの検索流入ワード数を最大化

「グロースハックとは『サービスが成長するための最適化』であると捉えています。企業としては売上の最大化などを考えがち。その観点では例えば広告を倍にすれば売上も増えます。しかし売上が伸びてもサイトが成長したとは必ずしも言えません」。

nanapiでは「PV」を最大の成果指標と置いているようだ。PVの上昇は「1ヶ月に来るユニークユーザー数×1ユーザーあたりの訪問数×1訪問あたりの平均閲覧PV数(言い換えるとユーザーが回遊するページ数)」となる。

「PVを最大化するには、まず訪問者の数を増やすことが大事。そこで、検索結果の順位を上げる、いわゆるSEOに力を入れました。SEOでは、検索順位をあげるのも大事ですが、検索結果画面でクリックされること、そして一つの単語ではなく多くのワードで流入することが大事だと考え、タイトルや文章の書き方を工夫しました。今では訪問者の7割がGoogleなどを経由した検索流入です」。

例えばLINEの使い方に関する記事。LINEは小学生も使っているが、検索結果が「LINEの使い方」だと読めない。検索結果で上位に来ても彼らは「ライン」だと思っているのでクリックしない。そこで「LINE(ライン)の使い方」とカタカナ表記もタイトルに入れたところ、一気にクリック率が増え、流入が増えたという。他にも、「Facebookで間違って友達申請した時に取り消す方法」のように、端的な言葉で探しづらい記事があり、流入が少なかったケースもあるという。

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