ライブがマーケティングを革新する。体験価値の最前線をアイドルに学ぶ。

ライブ化する音楽市場

2004年には5倍以上の差が開いていた音楽業界のパッケージ(CD・DVD)と、ライブ興業の市場規模が、逆転間近となっている。劇場でのライブや、握手会などを活動の中心とし「会えるアイドル」を価値化したAKB48を皮切りに、アイドル市場もライブアイドル時代と呼ばれ、現在に至るまで音楽業界の大きなライブ化の流れにのって急成長を続けている。

限定性/個人性/一回性。アイドルに学ぶ、体験価値の創出キーワード。

音楽業界に限らず、あらゆる業界でライブ的な体験価値の重要性が語られているが、その最前線で創意工夫を続けるアイドルたちから、体験価値創出のヒントを学びたい。

限定性─みんなに価値あるものから、一人に価値あるものへ。

BiS(新生アイドル研究会)は、毎回ライブの際に、5万円という超高額の限定プレミアムチケットを抽選で販売している。ライブの際に楽屋訪問や打ち上げに参加できるなど、お客によってライブという商品の価値を様々に限定しカスタマイズすることができるという特性を活かして一度の公演でより高い収益と満足度を獲得することに成功している。

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