グローバル企業を生み出す「京都流」

京都の先端産業は、急速な成長を続け、世界に名だたるグローバル企業を多数輩出している。海外で京都企業が成功する秘訣はどこにあるのだろうか。

オムロン、京セラ、島津製作所、堀場製作所、ローム、ワコール―京都が生んだグローバル企業は、そのまま日本を代表するグローバル企業でもある。

ワコール本社1Fのアンダーウェア展示コーナー
ワコールでは、全世代の女性を対象に、幅広く商品展開
を行っている

なぜ、京都はここまでグローバル企業を生み出し続けるのだろうか。

一つの共通点は、グローバル化した企業の多くは、ものづくりにおける先端産業であることだ。そして、京都は大手企業の城下町ではなく、地元に大口顧客が存在しないため、外に出て行かざるを得ず、早期から海外を目指してきたことがあげられるだろう。

いち早くグローバル展開に成功した島津製作所

冒頭にあげた企業の中でも、最も長い歴史を持つのが島津製作所だ。創業は1875年。それだけに、グローバル展開もいち早く行っている。

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