Jリーグが作る 日本企業アジア進出の橋頭堡

Jリーグは今年度に入り相次ぎ各省庁との連携を発表した。具体的にどのようなプロモーションが行われるのか、その効果をどの程度見込んでいるのか、経済産業省と観光庁に話を聞いた。

10月に経済産業省が主催したマッチング大会(クール
ジャパン大会議)にはJリーグ担当者も出席

各省庁は近年、新たな国際戦略を打ち出している。経済産業省では、アニメや日本食、ファッション、伝統工芸品等海外で人気の高い商品・サービス(クリエイティブ産業)の海外市場の獲得及びそれを通じた地域活性化目指すことを中心とした「クール・ジャパン戦略」が、観光庁では、豊富な観光資源を活かし訪日外国人旅行者数を増やす「ビジット・ジャパン事業」がそれにあたる。こうした構想とJリーグアジア戦略とが連携することで、各省庁とも相乗効果が見込めるのではないかと期待を寄せている。

親和性が高いクール・ジャパン戦略

経済産業省クリエイティブ産業課の三原龍太郎氏は「クール・ジャパン戦略では特にアジアを重要市場と考えており、Jリーグのアジア戦略と親和性が高い。海外市場獲得に当たっては、企業間の連携を進めて『大きく稼ぐ』モデルを確立各省庁は近年、新たな国際戦略を打ち出している。経済産業省では、アニメや日本食、ファッション、伝統工芸品等海外で人気の高い商品・サービス(クリエイティブ産業)の海外市場の獲得及びそれを通じた地域活性化目指すことを中心とした「クール・ジャパン戦略」が、観光庁では、豊富な観光資源を活かし訪日外国人旅行者数を増やす「ビジット・ジャパン事業」がそれにあたる。こうした構想とJリーグアジア戦略とが連携することで、各省庁とも相乗効果が見込めるのではないかと期待を寄せている。親和性が高いクール・ジャパン戦略し、産業としての裾野を広げることが重要。多くのプレイヤーが関わってくるなかで、Jリーグとも上手く連携できればと考えている。またJリーグも、自らのアジア戦略のリーチ拡大にクール・ジャパン戦略を活用してもらえれば、と考えている」と語る。

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