タブレット市場に「変化の胎動」

タブレット端末の市場が急速に拡大している。激化する競争は、今後、マーケットにどのように変化を引き起こすのか。

Apple iPad mini
サイズ:7.9インチ
価格:28, 800円(16GBモデル)
従来のiPadより23%薄く、小型で持ち運びしやすい

「iPad」が登場してまだ3年だが、電子書籍リーダーと合わせて急速に市場が伸び、米国の調査会社が行った調査では、すでに普及率が25%に達したといわれる。そのことは、タブレットが一時的流行ではないことを十分にうかがわせる。

実際、出荷台数でタブレットは伸びてきており、米国の市場調査会社IDCの発表によると、12年第2四半期(4~6月)のタブレット端末のグローバル出荷台数は2499万台で、対前年同期の66.2%増、年間では1億台を超えるペースとなった。

さらに、今年は、グーグルの「ネクサス7」、マイクロソフトの「サーフェス」が登場し、また「iPadmini」も発表され、さらにタブレットに注目が集まることは間違いないと思われる。

それだけではなく、今年はタブレット市場が新しいステージを迎える節目となりそうだ。そこでは、何が変わってくるのだろうか。

1 2

全文をご覧いただくには有料プランへのご登録が必要です。

  • 記事本文残り72%

月刊「事業構想」購読会員登録で
全てご覧いただくことができます。
今すぐ無料トライアルに登録しよう!

初月無料トライアル!

  • 雑誌「月刊事業構想」を送料無料でお届け
  • バックナンバー含む、オリジナル記事9,000本以上が読み放題
  • フォーラム・セミナーなどイベントに優先的にご招待

※無料体験後は自動的に有料購読に移行します。無料期間内に解約しても解約金は発生しません。