期間限定ストアの狙いはトレンドの再発信

豊かな時間を取り戻すスターバックス・エスプレッソ・ジャーニー

スターバックスが表参道に期間限定のポップアップストアをオープンした。ポップアップストアとは、拡大戦略の中でのこのプロジェクトの狙い、位置づけとは─類似の事例から解説していく。

ポップアップストアは、期間を限定してオープンする小売店舗の事を指している。イメージとしては、夏の間だけ開く海の家のようなものだ。

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人通りの多い場所でも費用をかけずに出店できるため、これまでは資金の無い会社がテストマーケティングに利用する事が多かった。しかし、近年は大手ブランドが、ブランドのショールームとして新しい商品コンセプトを伝えるために活用している。

例えば、国内で記憶に新しいのはイケアの取組みだ。彼らは「日本の狭い家にはイケアの家具は大きすぎる」というイメージを払拭するため、京都のお寺に3畳分の広さのショールームを12個配置。お寺とイケアという意外な組合わせも手伝って、好評を博した。

それ以外にも、世界中で多くの会社がポップアップに取り組み、ユニークな店舗を次々にオープンしている。

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